
「急がば回れ」という言葉があります。この格言は、一見、焦りや急ぎ足が裏目に出ることを戒める表現と解釈できます。しかし「鉄は熱いうちに打て」とも言います。では、どちらが正しいのでしょうか?
意外にも両方です。クレーム対応も素早い行動が解決に向けてのカギとなります。しかし、準備を十分にしなかったせいで失敗した事ありませんか?
- 想定外の質問に答えれなかった。
- さらにクライアントを怒らせてしまった。
結論、クレームが発生して最優先でやるべき事は
『早期謝罪』ではなく
『早期解決へ向けて準備する』事なんです。
-150x150.jpg)
顧客が本当に求める事は『謝罪』ではなくクレームの先にある『解決』だからです。
私はこれまで20年営業職を経験し、過去累計3000件以上のクレームを処理してきました。
私の経験上『クレーム処理が下手な人』の思考回路はこんな感じです。


顧客の思いより、自分の思いを優先した行動は
顧客が自分から去っていく可能性を一気に高めます。
この記事では、クレーム処理の下手な人が『最優先にすべき点』をご紹介します。
-150x150.jpg)
-150x150.jpg)
-150x150.jpg)
この記事を読むと…
クレーム処理に対しての準備の重要性。最低限、押さえておくべき要点がわかります。
-1-1-150x150.png)
-1-1-150x150.png)
-1-1-150x150.png)
手順編を合わせてご覧になると
より理解が深まります。


-3-150x150.png)
-3-150x150.png)
-3-150x150.png)
アレシアさん!
得意先の碇さんより
クレームの電話がありました。
-150x150.jpg)
-150x150.jpg)
-150x150.jpg)
クレームマーで有名な
碇さんかー!
それは大変だね。
どうして怒ってるの?
-1-150x150.png)
-1-150x150.png)
-1-150x150.png)
ご注文届いた商品と違う品が
届いたらしくて…



どの過程で間違えたのかな?
(碇さんの注文した商品は、
在庫していない商品…
今、発注すれば7日後到着か…)
-3-150x150.png)
-3-150x150.png)
-3-150x150.png)
それがわかんなくて…
発注書には確かに『商品A』
と書いたのに…
とにかく今から急いで
謝罪してきます!
-150x150.jpg)
-150x150.jpg)
-150x150.jpg)
焦りは禁物だよ!そうやって
歴代の営業マンが、
洗礼受けて…



では、行ってきまーす!



あちゃ~、行っちゃったよ…
早い訪問(謝罪)より早期解決を目標に!


×『早く訪問して謝罪』
〇『早く解決する為の準備を行う』
理想を言えば、
1回の訪問や電話で問題を解決したいです。
『嫌な事は早く終わらせたい』と思う事は
人間の心理として当然なのかもしれません。
私の経験上、実はクレームを言う人も同じ事を思っている事が多いです。
お互いにとって時間は有限です。
なので、まずやるべき事は
『早く訪問して謝罪』ではなく
『早く解決する為の準備を行う』事なのです。
統計『苦情・クレームに対する対応で消費者が許せないもの』
2017年日本労働組合連合会の『消費者行動に関する実態調査』では苦情・クレームに対する対応で消費者が許せないものとして『たらい回し』が1位でした。
何回も訪問して
こちらは誠意を示したつもりでも
度重なる訪問や対応は『たらい回し』と同様、相手に不快をさせてしまう可能性があり注意が必要です。
消費者行動に関する実態調査
https://www.jtuc-rengo.or.jp/info/chousa/data/20171221.pdf?v0110
広告


クレーム処理前に確認すべき2項
起きてしまったミスの原因を確認する


- 再発防止の為(同じようなクレームを繰り返さない為)
- クライアントに説明をする為(説明を要求された時の為)
ここで注意すべき事は
『確認』であって『追及』ではありません。
『犯人捜しをしない』って事ですね。
なぜならば、犯人捜しは時間の無駄だからです。
間違えた人を見つけて注意しても
次は他の人が同じミスをする…
大切なのは、同じ失敗を組織として繰り返さないような対策が必要です。
-150x150.jpg)
-150x150.jpg)
-150x150.jpg)
クレームは『自分や会社の成長とって必要』という点を抑えておこう!
想定される要求の対応案の準備する


- 早く商品を届けてもらいたい!
- 再発防止を強く求める!
今回の事例で、碇さんは1番何を求めるでしょうか?
『欲しかった商品を届けてほしい』ですよね。
しかし、今回の場合商品が届くのに時間がかかります。
最短で商品をお届けできる方法が他にないか考えましょう。代替え案(他の商品で代替えが出来ないか)も準備します。
次に碇さんは何を求めるでしょうか?
思いつくだけ考えて対策を準備すれば慌てずに済みます。
予想外の質問や要望に振り回されず自分のペースで解決に導く事が大切です。
-150x150.jpg)
-150x150.jpg)
-150x150.jpg)
日頃のコミュニケーションの深さによって
相手の考え方を予想する事が出来ます。
日頃からコミュニケーションを怠らない事も大切です。
その頃、まなぶ君は…
-150x150.png)
-150x150.png)
-150x150.png)
いつもお世話になります。
A商社のまなぶです。この度は…



世話をした覚えはない!
謝罪もいらん!
なぜ違う商品が届いたんじゃ?
-1-150x150.png)
-1-150x150.png)
-1-150x150.png)
それがわかんなくて
私も驚いてます。



ばっかもーん!
そんな事もわからんのか!
何しに来たんじゃ!?
-2-150x150.png)
-2-150x150.png)
-2-150x150.png)
まず、謝罪に…



だから、謝罪はいらん!
と言っとるじゃろうが!
いつ商品が届くんじゃ?
-2-150x150.png)
-2-150x150.png)
-2-150x150.png)
今から発注しますので
7日後のお届けになります。



はぁー!
それじゃ間に合わん!
こっちは前もって
注文したんじゃ!
3日で持ってこい!
-1-150x150.png)
-1-150x150.png)
-1-150x150.png)
う…ちょっと…
出直します…
まなぶ君が会社に帰り着きました…
-3-150x150.png)
-3-150x150.png)
-3-150x150.png)
アレシアさん
めちゃくちゃ怒られました!
-150x150.jpg)
-150x150.jpg)
-150x150.jpg)
そうなるよね!
信頼回復の為にも碇さんが
納得のいく対応を考えよう!
その為には…
…その後、まなぶ君は一生懸命考えました。
そして、他の支店に商品Aの在庫が偶然ある事がわかり、まなぶ君は改めて訪問して『納期の説明』『再発防止策』『ご指摘いただいた感謝』を伝え3日後に商品をお届けする事が出来ました。
-2-150x150.png)
-2-150x150.png)
-2-150x150.png)
碇さんの罵声に驚いて
『本当に碇さんが求めるもの』
を判断出来なかったなー。
次は、冷静に対応しよう!
この経験を次に生かすんだ!
-150x150.jpg)
-150x150.jpg)
-150x150.jpg)
私自身も色々な事を言われた経験があります。
『取引を0にするぞ!』
『担当を変えろ!』
『誠意が感じられない!』
クライアントの言動に踊らされず、相手のニーズを満たす為に冷静に注力する事が大切なんです。
この記事のまとめ
いかがでしたか?
はじめの行動を間違えれば、解決に向かうどころか
火に油を注ぎますます悪い状況になる事があります。
下記のポイント3点を中心に準備をしてみて下さいね。
時間は有限。お互いの為にも早期解決の準備を。
犯人捜しに注力するのではなく、再発防止に注力。
相手のペースに飲み込まれないように十分な準備を。